夫婦の食費を新婚時代に節約する8つのポイント
「食費ってどれくらいが適切なんだろう?」
「毎月の食費の管理が難しい」
とくに結婚したての頃は、夫婦でどれくらいの食費にすればいいのかわからないことがあります。
子供がいない間にしっかりとお金を貯めておきたいという気持ちもあるでしょうから、毎月変動する食費を節約することが貯金を増やすことに直結します。
Contents
新婚夫婦の食費平均データ
夫婦生活を始めると、今まで一人暮らしだった感覚とは違った家計になるので、実際の食費はどれくらいが適切なのかわからないということもあるでしょう。
特に食費というのは、光熱費や保険料、通信費のような固定費のように毎月だいたい決まっておらず、自分の意識次第でいくらでも増減してしまいます。
ということで、まずは全国の新生活を始めた夫婦がどれくらい食費をかけているのか知っておきましょう。
平均が41,000円だとすると、1日あたりは夫婦二人で約1,366円ということになります。
ただ、このデータは昼食が食費に入るのか、外食が食費に入るのかは明確になっていないため、あくまで目安ということになります。
理想的とされる夫婦の食費
次にファイナンシャルプランナーなどが算出している理想的な夫婦の食費を見てみましょう。
まずは夫婦二人の家計での理想的な支出の割合は、夫婦の手取り月収が30万円とすると以下のようになります。
項目 | 割合 | 金額 |
---|---|---|
食費 | 15% | 45,000円 |
住居費 | 25% | 75,000円 |
水道光熱費 | 5% | 15,000円 |
通信費 | 6% | 18,000円 |
保険料 | 4% | 12,000円 |
趣味・娯楽費 | 3% | 9,000円 |
被服費 | 3% | 9,000円 |
交際費 | 2% | 6,000円 |
日用雑費 | 2% | 6,000円 |
こづかい | 12% | 36,000円 |
その他 | 3% | 9,000円 |
貯蓄 | 20% | 60,000円 |
総支出(=手取り) | 100% | 300,000円 |
参考:「理想的な支出の割合」を知ってしっかり貯蓄できる家計になろう!|家計再生コンサルティング|ザイ・オンライン
これはあくまで理想であり、夫婦間の価値観によって割合は多少のズレはあるでしょう。
最近は結婚したての時には夫婦が共働きでフルタイム勤務ということも多いですから、手取り月収はもう少し多いかもしれません。
これを見ると、実際の夫婦食費平均4.1万円というのは、かなり節約しているという見方もできます。
夫婦の食費の節約方法
食費は支出の中でも占める割合が多く、しかも使い方によっては大きく増減する項目でもあるので、食費を節約することが貯蓄を増やすことに大きくつながります。
外食を減らす
食費で一番費用が膨らむのが「外食」です。
子供がいない間はデート気分で出かけることも多いので、外食が増えるのは仕方がありません。
とくに夜の外食はお酒を頼んだり、お得なセットが無かったりするので、外食はできればランチにするなど工夫すれば節約できます。
または、夜どうしても外食したい場合は、外食そのものの回数を減らすという方法もあります。
食費の予算を決める
1ヶ月の食費を「予算」という形で管理すると節約しやすくなります。
食費だけ別の財布に入れて、スーパーへの買い物や外食時には食費用の財布から支払うということを徹底すると使い過ぎがなくなります。
1ヶ月で管理するのが難しい場合は、1週間ごとの予算でもいいでしょう。
献立を考えまとめ買いする
献立を1週間分あらかじめ考えておくと、食材を余らせるロスが少なくなるので節約できます。
また、食材をまとめて購入することでお金の管理がしやすく、無駄買いもなくなります。
消費期限を管理する
食材にロスがあると、お金がもったいないですし、その分支出が増えます。
賞味期限や消費期限はパッケージに小さく書いていることが多いので、忘れそうなものはマスキングテープなどに期日を書いておくことも有効です。
また、冷蔵の食材でも冷凍保存できるものは、できるだけ消費期限前に冷凍庫に入れるようにするのもいいでしょう。
冷蔵庫を整理する
冷蔵庫の中を把握していないと、同じものを買ってしまったり、賞味期限切れにしてしまう可能性が高まります。
特にドレッシングとかポン酢とか普段使わないものは賞味期限が切れている可能性もあるので、そういったものは処分しておくほうがいいでしょう。
冷蔵庫はモノが多すぎないほうが冷蔵効率も良くなります。ちなみに冷凍庫はパンパンに詰めているほうが冷凍効率があがります。
特売日に惑わされない
特売のチラシなどを見て買い物をするのは一見節約のように感じるのですが、そうならないことも多いです。
というのも、いつもより安いというだけで必要のないものを無駄買いしてしまうことが多いからです。
特売日を狙うのであれば、特売になっているものをメインにした献立をしっかり考えてから買うようにしましょう。
嗜好品を減らす
嗜好品というのはお酒やお菓子などのことです。
冷蔵庫などにお酒やお菓子をストックしていると、ついつい手が伸びてしまうということがあるので、できれば必要な時に必要なだけ購入するほうがいいでしょう。
または、嗜好品の予算を決めて、その中でやりくりすると買いすぎを減らせます。
ふるさと納税を活用する
ふるさと納税は実質2,000円の負担で食品を含めた様々な返礼品を受け取れる(還元率は寄付の3割以内)制度です。
例えば、共働き夫婦で給与収入が合わせて500万円の場合、控除の上限は60,000円となるので、還元率3割だとすると18,000円分の返礼品がわずか2,000円の負担でもらえることになります。
>>参考:控除上限額の早見表 | ふるさと納税なら「さとふる」
これは食費の代わりに活用するというより、プチ贅沢という感覚で、たまに美味しいものを食べれば節約のモチベーションアップになります。
夫婦の食費まとめ
食費は意識して節約しないと、際限なく使ってしまう項目の一つです。
節約しないという人も食費を意識しておくと、無駄使いが無くなります。
あまり節約しすぎると「食欲」という欲求を満たせずフラストレーションが溜まる可能性もあるので、無理をしないように節約できるといいですね。