断れない主婦は嫌われる!上手な断り方でお互いストレス負担ゼロ
相手のことを気遣いすぎるあまりに断れずに引き受けちゃったという経験は誰しもあると思います。
特に主婦となると活動範囲が狭いこともあり、ご近所さんやママ友、近くのお店の人など顔を合わせることが多い人からの頼み事には気を遣って断れないという人が多いようです。
しかし、断らないと「この人に頼めば何とかなる」「とりあえずこの人に頼もう」などと相手に思われてどんどん頼みごとが舞い込んでしまうことも。そうならないためにキッパリと断る力を身につけましょう。
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断っても相手に嫌われないと知ろう
断れない人は、相手に悪いとか嫌われないかと考えてしまいます。でも逆の立場ならどうですか?
相手を何かに誘ったりしたときに断られても、相手のことを嫌いになることはないでしょ?仮に何度も断られたとしても、むしろ「自分が嫌われているのかも」と、相手に非があるより自分に非がないか心配になりますよね。
それは相手も同じで、ちょっと断ったからと言ってそう簡単に関係が悪化することはありません。大事なことはむしろ断るときはキッパリ早く断ってあげるというのが、相手のためになることです。
【良い断り方のポイント】
- 早めに結論を言う
- 言い訳をしたり、期待を持たせたりしない
- 理由をしっかりと述べる
早めに結論を言う
自分の頭の中で「断りたい」「断らなきゃ」と答えが出ているのであれば速やかにNOと伝えるのが鉄則です。
というのも、相手が求めている答えは「YES」か「NO」の2択なのです。それ以外の言い訳や理由などは聞きたい答えではないのです。
言い訳したり、期待を持たせない
「それ私も気になってたんだ」「すごくやりたいんだけど…」など、頼み事に対して食いつくような発言はやめたほうがいいでしょう。この答え方だと、相手は一瞬「YESかも」と期待してしまいます。
そのあと「NO」を言われたら・・・普通に「NO」と言われるよりガッカリ感が強くなるのは明白ですよね。
また、「あ~その日は夫が~」とか変な言い訳もNGです。相手が利きたいのは「YES」か「NO」なので、早く結論を言ってあげないとその時間も無駄ですし、そのあとに「NO」を出すと「何かと理由をつけて断りたかったんだなぁ」とバレる可能性が高いです。
理由をしっかり述べる
「NO」を伝えた後に、理由をしっかり述べると相手も納得しやすくなります。「NO」を聞いた時点で相手は聞きたい回答を得ているので満足しているのですが、理由をしっかり伝えるとこちらの申し訳なさも伝わります。
逆に理由を言わないと人によっては理由を想像して推測してしまうので、ネガティブな人は「私のこと嫌いなんだ」と思われかねないので、そういう意味でも理由はあったほうがいいですね。
関係別上手な断り方の例
断り方というのは今後の関係性や自分がどういった関係を続けたいかによって変わります。
嫌々でも関係が続く相手への断り方
断り方で難しいのはこれからも関係が続く場合です。さらに断ることで相手のメンツがつぶれたり、周囲の人から不公平感を持たれる事に関してはなおさら注意が必要です。
PTA役員やマンション管理組合、地元のイベントなど
こういう場合は「断ったけれども自分は本当に申し訳なく思っている」ということを最大限伝えることが大切になります。「役員にはなれないが手伝えることはある」「イベントには参加できないが準備は手伝える」など可能な限り前向きな姿勢を見せてください。
また、本当は声をかけてこられたのは迷惑だと思っていても、「お声掛けいただきありがとうございます。」と感謝の気持ちを伝えることも忘れずに。
上司からの誘い
上司など会社関係のお誘いを断る場合は、家庭の事情や子供の事情を持ち出すとそれ以上突っ込まれません。何度も断るのが心苦しい場合には、時間や条件を付けて少しだけならOKという風にすればいいでしょう。
【例文】
- せっかくのお誘いうれしいのですが、夫の事情で今日は早く帰らないといけないのです。次の機会にまたお願いします。
(家庭の事情なら深くは突っ込まれません。「次の機会」は次も誘われるので使わない選択肢もあり) - 21時には塾に子供を迎えに行くのでそれまでなら大丈夫です。ぜひ参加させてください。
(前のめりで参加したい意思が伝わるし、早く帰れるしで一石二鳥。少し参加してもいいという場合に) - お誘いありがとうございます。実は今朝から体調がすぐれないので別の日にしていただけないでしょうか。
(体調のことが理由だと断りやすいが、元気な時にまた誘われます)
ママ友からの誘い
ママ友からの誘いを断る場合は、変な嘘をつかないというのが鉄則です。というのも、子供がその嘘に対応できずにバレてしまったり、そもそも子供に嘘を強要させるのも教育的に良くありませんしね。
ママ友との付き合いは「キャラ作り」が重要で「遠出しないキャラ」「お弁当は作らないキャラ」「子供のいない会には参加しないキャラ」というように、そういうキャラだよねと相手に思わせてしまえば断りそうなイベントには誘われなくなります。
お金の貸し借り
親戚や友人などからお金を貸してと頼まれると困りますよね。これは意外にまとまったお金より少額のほうが断りにくいということがあります。
それでも一番効果的なのは「自分もお金がない」ということでしょう。お金がないと思われるのは癪だと思うかもしれませんが、たかられるよりはマシでしょう。
【例文】
- これは夫にも内緒なんだけど、私も消費者金融でお金を借りるくらい手持ちないんだよね。
(お金がないということに共感すらされるので、関係を壊さずに、しかも何度も頼まれるということもなくなります)
結婚式やその二次会の招待
結婚式やその二次会の招待というのは、そんなに関係が深くない人からも送られてくることが多いです。全くどうでもいい相手の場合は招待状のNOに丸をすればいいでしょう。
ちょっと関係のある人の場合は行けない意思を示しながらもお祝いしたい気持ちを表明するのが良いでしょう。例えば祝電を送ったり、結婚祝いを早めに贈ったりすれば気持ちは伝わります。
二次会などは大人数ですることも多いので断ったとしてもガッカリされることはありません。そもそも二次会だけに呼ぶということは、二次会程度の関係ということでもありますからね。
全く関係ない人の断り方
今後全く関係が続くことはない一過性の関係の場合はウソでもいいので断ってしまえばOKです。
新聞の勧誘
新聞を取っていない場合は、「新聞は取らない方針なんで」といえばOKです。新聞を取っていて乗り換えないかという提案の場合には、「親戚が新聞社に勤めているので他の新聞を取るのはマズい」と言えばしつこく勧誘されることはありません。
保険や宗教などの勧誘
保険や宗教などの勧誘は必ずしも初対面の人が勧めてくるとは限りません。ちょっとした知り合いという場合も多いのでやっかいです。
この場合も「親戚が違う保険会社に勤めている」「自分は熱心ではないが親戚に宗派がある」などと言えば、たとえ知り合いだったとしても角が立たずに断ることができます。
ただし、「どこの保険会社?」などと聞かれても大丈夫なように答えは考えておく必要があります。
洋服店スタッフのセールス
洋服屋や靴屋などでさんざん試着したからと断れないという人も多いようです。これは上手に断るもなにも気に入らないんだから買わないというのは当然です。
「私には似合わない」「もう少し若ければ着れたけど残念」と本心を言えばいいでしょう。一番ダメなのは「サイズが合わない」とか「他の色なら」という理由です。最悪別のサイズがあったり、ほかの色が出てきたらより断りにくくなりますからね。
店員というのは仕事ですから、何十回何百回と断られていますし、むしろ買う人のほうが少ないくらいだと認識していれば気楽に断れるでしょう。
まとめ:キッパリ断ることが大事
一番よくないのは断りきれずに引き受けてしまうことです。自分のことも嫌いになるし、相手のことも嫌いになってしまう可能性があります。
上手に断ることができれば、自分にとってもストレスがないですし、相手も嫌な気持ちにはなりません。自分の気持ちに素直に従って断りたいときには、はっきりと意思表示ができるようにしていきましょう。