小学生は時間にルーズ?せっかちママと思われないしつけ方法とは
子供が小学生に入ってくると、言うことを聞かなくなってくることがあります。
朝起きてこない、ご飯を食べるのが遅い、宿題をしない、ゲームばかりする、お風呂に入らない・・・などなど、特に時間を守らないという子供に忙しいママは悩まされることが多いです。
大人と子供では時間の感覚が違いますから難しい問題ですが、解決するヒントはあります。
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大人と子供は時間の感じ方が違う
まず基本的に理解しておかないといけないのが、子供と大人では時間の感覚が全然違うということです。
大人になると「一年が早い」とか「もう週末か」とか「年々月日が流れるのが早い」などといった話をしますよね。
でも子供の頃はどうでしたか?
夏休みが長く感じたり、小学生時代の6年間がすごく長い期間に感じたと思います。
今まで生きてきた時間に対しての1日の割合が異なるとか、子供のほうが待ち遠しい楽しいイベントが多いとか、さまざまな理由があります。
これを認識しておかないと子供は「なぜママはそんなに急ぐのか?」という疑問は浮かびますが、「時間が大切」という本来教えたいことは伝わらないということになります。
過去と未来を見る大人
大人になると当たり前のように時計を見ながら行動をします。
7時には起きて、7時半には朝食、8時には出勤のように大人は過去の経験から一つの行動がどれくらいで完了するのか、また何時までに完了させれば次の行動(未来)に間に合うのかを判断できます。
今しか見ない子供
しかし、逆に子供は今その瞬間しか見えていません。
今興味があること、今したいことに向かって行動するため、「何時までにしなさい」「今しないと間に合わないでしょ」というママの言葉がピンとこないわけです。
また、子供は何もせずに待つのが大の苦手です。暇さえあれば動画を観たり、おもちゃで遊んだりを始めてしまいます。
でもそれがあるべき子供の姿であって、そこに関しては特に心配する必要はありません。
小学生から時間の意識を持たせる方法
基本的には小学生と言っても時間の感覚をつかめてくるのは10歳程度からと言われています。
だから、それまでは時間通りに行動させるために導いてあげるようにし、10歳を越えてから自主的に時間を管理できるようにしてあげると良いでしょう。
ゲーム感覚で学ばせる
小学生低学年の段階では時間の管理をすることが難しいので、子供が大好きなゲーム性を取り入れて行動させるとうまくいきやすいです。
例えば、「時計の針が10になるまでにご飯を食べよう」とか「ママより早くご飯を食べれるかな?」など小学校低学年であればこういったことで楽しく時間になれさせることができます。
集中できる環境を作る
ゲームなど大好きなことをしているときにはとびっきりの集中力を見せるのですが、宿題やご飯など興味の薄いことには注意散漫になります。
ですから、宿題など興味の薄いことをさせたい場合は、机に何も置かない、テレビも消して、気が散るものは片付けてという工夫をすると取り組みやすくなります。
チャイム(アラーム)を鳴らす
小学生というのは学校でチャイムによって時間の勉強をしているといえます。
それは家でも応用できます。スマホのアラーム機能を使って、決まった時間にアラームがなるように設定します。
例えば7時15分のアラームで着替える、7時30分のアラームで朝食、7時45分のアラームで歯磨きのように決めます。
最初はアラームがなったらママが「着替えてー」とか指示をするだけで構いません。
これを毎日続けていると、1回目のアラームで着替えるんだなというのが自然にわかってきます。小学校高学年になるころにはアラームがなくても時間の管理が自主的にできるようになります。
時間を決めさせる
小学4年生くらいから時間の管理ができるようになってきます。
その年頃になったら、自分で時間を決めさせるということを始めましょう。
例えば「何時までに家をでたらよかったかな?」のように、学校に行くときでも家族で出かけるときでもいいので、子供に時間について考えさせるというのがポイントです。
また、あまりにも的はずれな時間を行った場合には修正してもいいですが、ちょっと怪しいくらいだったらその時間に行動させるというのも大事です。
たとえそれで失敗したとしても、その経験から時間に余裕を持つことを学べます。大人の私達もデートや商談などで遅刻の失敗から学ぶことは多かったですよね。
時間に追われる是非
いかがでしたか。小学生に時間の管理をさせるというのは大切ですが、時期やタイミングを間違えるとただのせっかちママと思われるだけです。
大事なのは「なぜその時間に行動しなければならないのか」ということを納得させるようにすることです。
しかし、時計を見ながら時間を管理して生活しているのは、先進国の都会人だけという調査があります。
本来人間というか動物は、本能的に明るくなったら起きて暗くなったら眠るようにアバウトに生活していましたからね。
時間に追われる毎日の中でも、「時間を忘れる」時間を家族でゆっくり過ごすのも大切でしょうね。