知能も運動神経も遺伝!子供の潜在能力に早く気づけば勝ち組になれる
「2世タレントやスポーツ選手が活躍するのはどうせ遺伝でしょ」
「私には特別能力もないから子供も平凡になるのかな?」
「子供を賢くしたい、スポーツ万能にするにはどうすればいい?」
子供が成長してくると、周りの子供と比較をしたりして自分の子供が優れているとか劣っているとかいろいろ気になってきます。
また、テレビなどで2世タレントや2世スポーツ選手などが活躍していると、「遺伝だから活躍しているんだろう」と思っちゃうこともありますよね。
自分の子供の能力を将来最大限に開花させるには、遺伝について知っておくことが大切になります。最新の研究では、遺伝がどれくらい今後の人生に影響を及ぼすのかというが、かなりわかってきています。
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容姿の遺伝はパパとママで半々
男の子は母親に似る、女の子は父親に似るとよく言われていますが、これは全くの都市伝説です。
容姿の遺伝は両親から50%ずつ均等に受け継がれるので、男女の違いによって差が出ることがないとわかっています。
髪質やおでこの広さ、えくぼの有無やエラや頬骨の張りなどは遺伝によって決まります。
唯一遺伝より環境で変化するのが歯並びです。歯の大きさは遺伝で決まりますが、歯並びについては食生活などによる顎の鍛え方で変わるので、両親が歯並び悪いからと言って諦めなくもいいでしょう。
例えば顎が小さくて歯が大きいという場合は歯がきれいに並びにくくなる可能性もあるので、子供のうちから歯列矯正などをするということも考えてもいいでしょう。
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両親共に似ていない部分は隔世遺伝
両親ともに二重まぶたなのに、生まれた子供が一重まぶたということもあります。これは隔世遺伝と言って、祖父母やそれ以前のご先祖様に一重まぶたがいて、その遺伝情報が発現したということになります。
また、両親が低身長なのに子供が異常に高身長になるケースもあります。高身長のバレーボールの選手の両親が意外に小さいということもありますよね。
身長も基本的には両親のDNA情報を基に遺伝しますが、その中の「身長を高める遺伝子」と「身長を低くする遺伝子」のうち、身長を高める遺伝子だけが伝わることが稀にあり、その場合身長の高い子供が生まれるということになるようです。
その確率はかなり低いということなので、過度に期待しないようにしたいですね。
知能の遺伝は50%
知能についてはどれくらい遺伝するのか気になりますよね。幸か不幸か知能(IQ)については50%が遺伝で決まると言われています。
残り50%のうち、家庭環境が30%、それ以外の環境が20%となります。
「パパもママも頭が悪いからダメかも・・・」
そう思うのはまだ早いですよ。IQというのは知能指数ですから、学力とは関係ありません。IQが高いと学力を伸ばしやすいというだけです。
学歴の低いお笑い芸人でも頭の回転が速い人がいるように、仮にパパやママが勉強をしてこなかったとしても潜在的なIQが高ければ、子供の努力次第で学力が上がるということは十分考えられます。
ただ、「努力する遺伝子」というのもあり、これも50%遺伝で決まるということなので、両親が努力をしない人の場合は子供が努力しない可能性もあります。
金持ちのほうが有利なのは本当?
医者や弁護士など高学歴が必要な職業についてはお金持ちのほうが有利だと言われていますが、それは「環境」が大きな差になっているからです。
IQというのは50%遺伝すると言われていますが、それ以外の要素が50%である以上、お金持ちのほうがいろんなことに挑戦させてあげられる環境を作れるので、子供が潜在的に持っている能力を開花させやすいということがあります。
また、貧しい家庭では子供に良い環境を作ってあげられる機会が少ないばかりか、両親の知的でない行動に子供がひきずられてしまうこともあります。これは両親のIQが高くても、それを活かせなかった生き方をしてきたことで、子供に悪い影響を与えてしまうということです。
逆に言えば、子供の潜在能力をピンポイントで見つけてあげて、それを効率的に伸ばすことができれば、お金持ちでなくとも子供を医者や弁護士、スポーツ選手などにすることができるとも言えます。
運動能力の遺伝
「子供を野球選手やサッカー選手にして稼いでもらおう」と息巻いているママもいるかもしれません。
運動能力にも遺伝が関わってきます。ポイントとしては、
- 身長や骨格
- 筋力や筋肉量
- 速筋と遅筋の混在率
- 内向的か外向的か性格の違い
- その他(動体視力や空間把握能力など)
となります。
身長や骨格
身長や骨格というのは、約80%は遺伝によって決まります。
ということは、低身長の両親の子供にバレーボールやバスケットボールをさせるのはポジションの選択肢が狭くなることがあります。逆に高身長の両親の子供に競馬の騎手やボートレースの選手を目指そうとさせるのは、体格で不利になるリスクが高くなります。
筋力や筋肉の種類(速筋、遅筋)
筋力や筋肉量も約50%くらい遺伝で決まると言われています。また、瞬発力に関係する速筋、持久力に関係する遅筋の混在率も約45%は遺伝と言われています。
例えばマラソンなど持久力が最も必要な競技は遅筋が多いほうが良いとされていますし、短距離走や幅跳び、やり投げなど瞬発力が必要な協議は速筋が多いほうが良いとされています。
サッカーなどは、キック力(瞬発力)やスタミナ(持久力)が総合的に必要になるので遅筋と速筋のバランスが良いほうがいいかもしれません。
ただし、これらも一定レベルまではトレーニングで十分につけられるものなので、プロ選手にならない限りは遺伝的影響は考えなくてもいいでしょう。
性格による向き不向き
スポーツは競技(仲間がいて相手がいる)だと考えると身体能力とは別の心(性格)も大きく影響します。
チームプレーが必要な競技では、リーダーシップや協調性が大切になってきますし、陸上競技などでは自分と向き合う力が大事になります。
ゴールデンエイジの時期に運動をさせよう
スポーツの能力を育むにはゴールデンエイジの時期が最も重要だと言われています。
ゴールデンエイジとは、「運動神経を磨ける時期」ということで、この時期に体の動かし方を体得すれば、その後の運動神経の伸びに良い影響を与えると考えられています。
ゴールデンエイジは3歳~14歳で、その間にいかにいろいろな体の動かし方を身につけられるかがカギになります。
プロゴルファーとして活躍する石川遼くんや卓球の愛ちゃんなどは、まさにゴールデンエイジの期間に徹底的に能力を伸ばした典型的な例でしょう。
芸術分野の遺伝
両親が音楽をやっていると子供も音楽家になるということが多いと思いませんか?
これは音程を取る能力は80%が遺伝だと言われているからです。宇多田ヒカルやワンオクロックなど2世のミュージシャンも活躍することが多いのもそれを裏付けています。
ただ、デザインや芸術に関しては遺伝の要素はそれほど大きくないので、絵を描くことなどが好きな子供なら誰でもデザイナーや芸術家になる可能性はあります。
子供の能力を開花させれるかは親次第
知能や運動能力、性格など遺伝によって決まる部分もありますが、たとえ50%が遺伝だったとしても残り50%は「環境」、つまり親が導いてあげることが大切になってきます。
とはいえ、子供の潜在能力を見つけるために色々なことに挑戦させるのは時間的にも経済的にも難しいでしょう。
しかし、子供の潜在能力を知る方法が遺伝子技術の発達により可能になっています。DNAの検査で病気のリスクや、個人の特定ができるのと同じように、子供がどんな遺伝的素質を持っているかを知ることができるのです。
それが「GIQ子ども能力遺伝子検査」というものですが、これは子供の口内の粘液を採取して郵送すれば、検査によって子供の持っている能力を鑑定してくれるというものです。
テレビなどでも取り上げられていたので知っている人もいるかもしれませんが、気になる人は以下よりチェックしてみてください。
ママが何の取柄もないと思っていても、遺伝子レベルではすごい能力を持っていて、それが子供に遺伝しているという可能性は大いにあります。
子供の素質を知って導いてあげれば将来はスポーツ選手かノーベル賞か、期待できますね。