家事をしない夫とする夫はここが違う!原因は妻にもあるかも
最近は家事をする夫や育児をする夫が若い夫婦の間では増えていると耳にします。
ただ、耳にするだけで実際には増えたといったところでまだまだ少ないと感じるのが50代おばさんの意見ですが。
昔は女が家事をして当たり前というのは確かにありましたが、それは専業主婦が多かったからというだけで、共働きが当たり前の現在でそんな意識を持っている夫がいたらぶん殴ってやりたいですよね。
私も経験済みですが、家事をしない夫というのはどういう意識なんでしょうか。
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夫婦の家事分担を可視化してみる
夫の意識の前に、まずは夫がどれくらい家事をしていないかを可視化する必要があります。
可視化することで具体的に妻が何をどれくらい家事をしているのか自覚することができますし、夫に突き付けることもできます。
家事育児の分担図を作って夫に突き付けて意識改革をしようという面白い記事がFacebookで回ってきたのでご紹介します。
参考:家事育児を「やっているつもり」の旦那へ見せた執念の分担図 | ママスタセレクト
これはパソコンで作りましたが、紙にペンで適当に書くだけで構いません。
これを作ると妻と夫のどちらがどれくらい家事をやっているのか一目でわかります。
ただ、これだけだとさすがに夫の仕事の量や時間を考慮してあげてないので、平日と休日の家にいる時間(起きてる間)を入れてみましょう。
これはひとつの例ですが、時間を入れるとちょっと印象が違ってきます。
夫婦でフルタイム同じような時間働いているなら、この図だと妻負担が大きすぎますが、妻のほうが働く時間が少ない場合(家にいる時間が多い場合)は、もうちょっと夫に頑張ってほしいというくらいの感覚になりませんか。
ここがポイントで可視化することで、何となく「私ばっかりがやっている」と思っていたことが、「確かに私が家事多くやってるけど、夫も忙しいから、あと少しやってほしいよね」と冷静に見れるようになります。
家事をする夫の考え
ここで滅多にお目にかかれない「家事を積極的にする夫」について考えます。
私の夫は古い考えの人なので、何一つ家事をやりませんというかできません。(最近はちょっと教えてできるようになっていますが)
だから職場で知り合った若い友達の夫が家事を積極的にするそうなのでちょっと話を聞きました。
一人暮らしが長かったということもあるけど、もともと父親も結構料理とかしてて、姉や私も何となく手伝ってたからですかね。
上のやり取りはちょっと省略していますが、古い世代の嫁代表としてはカルチャーショックを受けるほどの考え方でしたね。
要するに家事をする夫と言うのは
- 一人暮らしで家事を理解している
- 両親が家事分担をしていた
- 家事はみんなでするもの
- 稼いでいるほうが偉いと考えない
- 家事は(二人で)早く終わらせたほうがいい
- 家事を早く終えて家族でゆっくりしたい
逆に言えば、この考えが1ミリもない男に家事をさせるのは不可能ということになりますよ、ホント。
家事をしない夫の考え
逆に家事をしない夫の考えというのはどうでしょう。
これはもう私の夫がモデルケースですからすぐにわかります。
- 自分の両親も母が全部家事をしていた
- 女が家事をして当たり前
- 稼いでいるほうが偉い
- 偉くないほうが家事をする
- 家事を仕事と考えない(楽だと思っている)
- そのくせ家事がひとつもできない
- 一人暮らしをしたことがない
- 一人暮らし経験ありでも自炊や掃除をしなかった
ちょっと愚痴っぽくなっちゃいましたが、多くの男性はこの傾向があります。
これはもう子供のころからの刷り込みのようなもので、これを大人になった今から変えるというのがいかに大変かということがわかると思います。
でもそれを考えていると、逆に妻も過去の環境の刷り込みによって夫をそうさせているんじゃないかという考えが生まれました。
夫が家事をしないのは妻にも原因が?
昔の家庭環境が家事をしない夫を作っているということは、家事をしない夫を生む大きな要因のひとつでしょう。
ということは、逆に妻である女も「女が家事をするもの」という環境にいたんですよね。
かくいう私もそういう家庭環境でしたから、結婚後は何の疑いもなく家事を全部やりましたし、育児もほぼ全部やりました。幸い現代社会のようにフルタイムでバリバリ働くということがなかったので、家事を全部やる時間はありましたが、今考えれば夫にも少しさせてもよかったと思います。
- 父親は家事をしていなかった
- 親戚の家でも女だけが家事をしていた
- 母親は家事を苦にしていなかった
- 父親は偉いものだと教えられた
こういったことに思い当たる人は、家事分担するべきだと頭では理解していても、どこか「妻がやるものだ」という感覚があるんじゃないでしょうか。
その感覚で結婚生活が始まると、勝手に家事をやってしまうんですよね。無意識的に妻の体が勝手に家事をしてしまうんですよ。
すると、「家事は女がするもの」という考えが夫婦で一致してしまうわけです。
そのあと夫に「家事分担してよ」と言うと、夫は「もともと家事はお前がやり始めたよね」という考えのもと、手伝って「あげる」という意識になってしまうんでしょうね。
妻の家事負担を減らすには
上記のように環境によって刷り込まれたものを覆して夫に家事をさせるというのは非常に難しいというのは身をもって実感しています。
ですが、長い夫婦生活でわかった夫の取説のようなもので最近は徐々に家事をやるようになっています。(定年間近で暇というのもあるでしょうが)
根気よく夫を育てる
「家事をしない夫」=「家事ができない」と思ってください。
例えば洗濯物を畳むことを頼むと、畳み方も知らないし、畳んだ後は家族全員のトップスはトップス、ズボンはズボンでまとめたりします。片づけることまで考えて家族ごとに分けるという発想がないんです。
そんなことばっかりなので、つい注意したり、イライラを顔に出したりしてしまいますが、そうしたらもう終わりです。
男というのは女に指図されたりするのが大嫌いです。しかもまだ「手伝ってあげている」という意識ですからなおさらです。
だから、洗濯を畳んでほしい時には、取り込みから教えて、畳み方、分類の仕方、片づけるところまで優しく優しく教えましょう。
何度間違えても優しく教えてくださいね。一人でできたらいっぱい褒めてください(子供かよ)。ありがとうも忘れずに。
根気よくそれを繰り返していくとできるようになりますよ。一つずつ教えていくことです。
時短家電などをおねだり
あんまり夫に期待ができない場合は、最初に作った家事分担図を見せちゃって家事の工程が多いことを教えてやりましょう。
その上で、時間が足りないからと言ってお掃除ロボットや簡単調理家電などをおねだりしてください。
家事分担図を見せつけるといかに夫が家事をやっていないかを突き付けることになるので、夫としてはバツが悪い感じになって意外に買ってくれるかもしれませんよ。
家事を完璧にしようと思わない
新婚当時は料理に凝ったり、インテリアに凝ったり、掃除を毎日したり、愛しの旦那様に尽くしたものです。
しかし、子供が生まれ、仕事を始めるとそんな暇は一切ありません。
だから、掃除の回数は減らし、料理の品数は減らし、収納が雑でも隠せばいいし、という感じで楽をすることを覚えてください。
もしそれで夫が文句を言おうものなら、家事分担図を見せてやりましょう。
いかがでしたか。家事をしない夫をする夫に変えるのは大変そうですが、自分の負担を減らすためには頑張ってやってみるのも長期的に考えると悪くないでしょう。
あとは自分も勝手に家事をしていたということに気付ければ、家事をいい意味で手抜きができるようになりますよ。