旦那が無職になっちゃった!その時妻が取るべき行動とは
「仕事が嫌だから辞める」
「仕事を辞めてきた」
突然旦那が無職になることは、大企業が倒産していく現代では十分にあり得ることです。
しかも旦那というのは突然何の相談もなしに会社を辞めちゃう生き物です。
そんな時に妻はいったいどうすればいいのでしょうか。
Contents
旦那が無職なのは自分だけではないことを知ろう
まず、旦那が無職という現状を悲観しすぎるのは精神衛生上よくありません。
旦那が無職になると、将来のことをどうしても悲観しがちなんですが、それは人生という長い時間で考えると「ほんの一瞬」の出来事かもしれません。
「なんで私がこんな目に・・・」と考える前に、ほかにも旦那が無職になってしまった妻がいることを知って冷静になりましょう。
1年以上旦那が無職のケース
まずは保育士のこの方。結婚するぞーというときに旦那が無職に。以来旦那は家でネットゲームをしているそうです。
しかも子供まで生まれちゃって、夫婦の両親も旦那が無職であることを知らないという、そういうプレイなのかと思っちゃうくらいハードな環境ですね。
おまけに旦那が無職のときには、0歳児の記事だったんですが、どうやら1歳になってもまだ旦那は無職なようです。
それでも何とか保育士ママが頑張っているんだから「母は強し」・・・というかその旦那いる?(笑)
プライドが邪魔してバイトすらしない無職旦那
こちらは旦那が身体の不調で仕事ができなくなり無職になったパターンですが、プライドが高い旦那にありがちな仕事を選り好みする人のようですね。
このタイプは家族の生活よりもプライドのほうが優先されるので、少しでもバイトをして生活費の足しにしようという発想が出ないんですよね。
さらに暇な時間に出会い系に走っちゃうという、本当にどうしようもない旦那なんですが、なぜか離婚とはならない不思議・・・。
旦那が無職なのが許せない妻
旦那が無職でも妻が稼ぐ術を持っている場合に陥りがちなジレンマですね。
夫婦間の仲はいいけれど、どうしても周りの目、世間体を気にするあまり旦那が無職だと「幸せ」と思えないという人もいます。
幸せの形は人それぞれだから、うまくいっていれば周りが何と言おうとどうでもいいはずですが、人は客観的な幸せを求めると相手に対する要求がおおきくなりがちなんですよね。
この旦那は仕事をちゃんと探しているのでまだマシなんですが。
突然の無職宣言する旦那
旦那は突然無職になったことを告白するパターンが非常に多いです。
妻の多くは「もっと早く相談しろよ」という気持ちなんですが、旦那としては「心配かけたくない」と思ってしまう。
結局無職になってから打ち明けたほうが、ダメージは倍増するんだから相談したほうがいいに決まってるのにね。
こういうプライドの高い旦那というか、日本はそういう「日本男児」的な教育で男の子を育てるから本当に時代遅れだと思います。
世の中にはこのように無職になる旦那が意外にたくさんいるものなんです。
そして、それはやっぱり他人には打ち明けにくいので、周りで「旦那が無職」という話題は聞かないわけです。
だからといって安心できるというものでもありません。次から旦那が無職になった時に妻はどう対処するべきか解説していきます。
パターン別旦那が無職になった時の対処法
旦那がどういう経緯で無職になってしまったのかによって、妻の対処法は変わってきます。
あと、旦那の性格によっても対応は変わってくるのですが、それは妻が一番よくわかっていると思いますので、以下のパターンに加えて臨機応変に対応してください。
過酷あるいは嫌いな仕事を辞めた場合
旦那がこれまで残業ばかりのブラック企業や、肉体的に過酷な労働を強いられていた場合には、無職になったあと多少の休養が必要な場合があります。
相当なストレスを抱えて仕事をしてきたわけですから、この時ばかりは労ってあげましょう。
このときに焦らせたりせかしたりすると、職場だけでなく、家にかえっても敵がいたという気持ちになってしまうので注意してください。
しっかり働いてきたのであれば、失業保険も出ますし、1~2か月くらいなら休養させてもそこまで問題はないでしょう。
ただし、旦那によっては休養に慣れすぎて「働きたくない」という気持ちが芽生えてしまうこともあるので、プレッシャーをかけずに、やりたい仕事や理想の職場など、将来的なビジョンを話し合っておくことが大事です。
- お疲れさまと労ってあげる
- 就職活動を焦らさない
- 節約しながら見守る
- 理想の職場や仕事の話をする
無職の期間が長引きやる気が失せてる場合
旦那の無職期間が長引いてしまうと、どんどん就職活動もしなくなり、家に入り浸るケースも多々あります。
そういったケースは「現状家庭が何とかなっている」と思われているからです。
つまり、家計は妻が管理しているので、どれくらいの危機が訪れているのか実感できていないのです。
そういう場合は「早く仕事してよ!」と感情に訴えるのではなく、理路整然と家計の現状についてデータを示す必要があります。
家賃、光熱費や食費、教育費など1ヵ月の生活にいくらかかっていて、貯金はいくらあり、無職が続けばいつ破産してしまうのか、きっちりデータ化して旦那に突き付けましょう。
余裕があれば、まずは週3回でも日雇いでもいいからバイトでもなんでもしてもらうことも有効です。
無職の期間が長いと、実は旦那も「時間を持て余している」というのは感じています。
ちょっとでも働いてみると「やっぱ働くっていいな」と改めて実感するものです。
いきなり正社員でフルタイムでとなると、「しんどいなぁ」と気が滅入るのですが、ちょっとしたバイトなら「ちょっとくらいならやるか」と重い腰も上がるってものです。
妻的にはバイトぐらいじゃ納得できないでしょうけど、目的は「働く楽しさ」を思い出してもらうことなので、遠回りでも長い目で見ると働く意欲を取り戻させるほうが近道なのです。
- 感情をぶつけても意味がない
- 家計の切迫状況をデータ化する
- バイトで働く意欲、楽しさを再認識させる
- 無職は実は「暇」だと感じている
プライドが高く仕事を選り好みする場合
無職になって地の底にいるはずなのに、プライドだけは一人前に持っている旦那も世の中にはたくさんいます。
ただ、このタイプは「仕事をする気」はあるので、実はそこまで深刻ではありません。
仕事を選り好みするといっても、求人情報から見えてくるものというのは、せいぜい月収や簡単な仕事内容くらいしかわかりません。
大事なのは職場の社風だったり、やりがいのある仕事内容かどうかだったり、求人情報からは読み解けない部分なんですよね。
そういう旦那には、まず転職サイトへ登録を促し、何なら妻が旦那の代わりに登録してもいいですから、専任の担当者ととにかく相談させましょう。
転職エージェントは転職させるプロです。旦那がどんな人で、どんな能力があり、どの仕事ならマッチングするのかをしっかりサポートしてくれます。
転職エージェントはそれが仕事ですから、転職する人や企業が満足しなければ転職エージェントが仕事を失いますからね。
転職エージェントと求人企業の詳しい情報を聞くことで、もっと就職先のイメージを鮮明にすることができ、働きたいと思える会社に出会えます。
登録だけなら無料ですから、まずは気軽に登録をさせてみましょう。
- 仕事をする気があるだけまだ良し
- 詳しくわからないから拒絶する
- 転職のプロに任せてみる
- 企業を詳しく知ることで興味がわく
鬱や精神的な理由で働けない場合
旦那が鬱や精神的な理由で無職になってしまい、働くことが困難な場合の対応は難しいです。
夫婦だけで解決しようとせずに、心療内科など心の専門家にお願いして、一緒にカウンセリングなどを受診するのが良いでしょう。
どんな心理状態なのか、カウンセラーが介入することで解決の糸口が見つかる可能性が高くなります。
大事なのは旦那だけでなく、妻自身が精神的に参ってしまわないようにすることです。
- 夫婦だけで解決しようとしない
- 心療内科など夫婦で受診
- カウンセラーに心のケアをしてもらう
- 妻が精神的に参らないように注意する
仕事が続かないダメ旦那体質の場合
性格的に仕事が長続きしないという旦那も少なからずいます。
この手のタイプはギャンブルが好きだったりすることが多いですね。我慢することができずに、ハイリスクハイリターンで楽にお金を手に入れたい願望が強く、コツコツ何かをするということが苦手なタイプです。
独身ならまだニートや引きこもりになって両親に迷惑をかけるだけの話なんですが、結婚して妻や子供がいると事態は深刻です。
こういう旦那を選んでしまった妻も悪いのですが、旦那に心機一転頑張ってほしいのであれば、「離婚」というワードをちらつかせ、本人の意思が変わるかどうかを見極めるしかありません。
何を言ってもやる気が出なかったり、仕事を辞めてくるようであれば、「家族のことを全く考えていない」も同然です。
そういった旦那にいつまでも期待するのはやめて、見切りをつけてキッチリ態度を決めましょう。
- 我慢できない旦那は一定数いる
- 離婚をちらつかせて改めさせる
- 無理なら早めに離婚する
- 家族を考えない男に期待してはダメ
旦那が無職の時の妻の心の持ち方
旦那が無職の状態だと、妻は将来に対してネガティブなことしか考えられなくなってしまいます。
しかし、だからといって旦那を責めたり焦らせたりすると、家族そのものが崩壊する可能性もあります。
そんなときの妻の心の持ちよう、考え方について解説します。
一生のうちのほんの一瞬
この頃は人生100歳なんて言われています。
1ヵ月前に無職になった場合、「100年のうち1ヵ月間だけ無職」という考え方もできます。
これは、人生1200ヵ月あるうちの1ヵ月なので、たかだか1200分の1です。
そう考えると人生のうちのほんの一瞬だけ無職になったと考えれば、そこまで悲観することもなくなるでしょう。
ただし、これはあくまで数か月程度のことですから、のんびりしようということではなく、「焦らず心に余裕を持ちながら夫婦で頑張っていこう」ということです。
あとで良い経験になったと笑えるように、二人でじっくりと話し合いながら将来のことを考えてください。
自分にできることを考える
「家族の大黒柱は夫」「お金を稼ぐのは男の役目」そんな風に固定概念を持っていませんか?
男女平等を訴えながら、旦那にだけお金を稼いで来いというのは矛盾した考え方です。
旦那が仕事をしないなら家事を任せて、自分が働くという選択肢も考えてみるというのも一つの方法です。
これは極端な話ですが、要するに働けるほうが先に働けばいいし、旦那が安心して次に進めるように家庭をサポートすることも大事になるということです。
ある意味旦那無しで生活ができると考えることができれば、旦那に依存することなく「離婚」という選択肢も取ることが可能になります。
ピンチはチャンスと捉える
一般的には仕事をそんなにころころ変えるということはありません。
しかし、本当に天職だと思える仕事に出会う人なんてほんの一握りでしょう。
つまり、無職になったのは天職ではなかったわけで、新しい仕事を探すことで、今までより向いている仕事に就ける可能性があるのです。
旦那自身のやりたいことを優先させてみたり、勉強や資格取得をさせてみたり、いろんな可能性を視野に入れて再就職すると思わぬ収入アップになるかもしれませんよ。
さいごに
旦那が無職になるという経験は、できればしたくないものです。
しかし、大企業でさえ倒産してしまう昨今、どんな職業も「安定」「安泰」ということは無いと思ったほうがいいでしょう。
旦那に落ち度がある場合も一様に責めるのではなく、どういった経緯で無職になったのか、旦那の考えはどういったものなのかをしっかりと話し合って、将来を良い方向に進めるように二人三脚で進めていくことが大切です。
ただ、人は無職の快適さに慣れるとどんどん堕落していく生き物です。
ひとまず転職エージェントに登録しておくことは必須だと思いますよ。