肥満が出世を妨げる!メタボ夫を持つ妻は危機感を持とう
あなたの夫は肥満ですか?それとも痩せていますか?
肥満やメタボが出世や年収に少なからず影響を与えると言われています。(うちの夫は今のところ中肉中背でセーフ!)
いったいどういうことなのか調べてみました。
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肥満・メタボ夫は出世しにくいという事実
厚生労働省が調査した「国民健康・栄養調査」というのがあって、そこには肥満と年収(出世)の関係が浮き彫りになる結果がありました。
年収600万円以上稼いでいる人の肥満率は25.6%で、年収200万円未満の人は38.8%という結果が出ています。
「でも、高収入でも肥満がいるじゃん!」
と、思うかもしれませんが、年収がさらに上がるほど肥満率が下がると考えると、年収600万円くらいで肥満だとせいぜい出世しても課長止まりになる可能性もあるということですよね。
実際に大企業の社長などを思い浮かべてみてください。太っている人ってほとんどいないと思います。
テレビ番組の「がっちりマンデー」とかに出てくる社長とか痩せてますもんね。例えばユニクロの社長の柳井さんとか、楽天の三木谷さんとか、スティーブ・ジョブズとか、ビルゲイツとかも痩せてます(大物すぎますかねw)
なぜ肥満・メタボ夫になった?
なぜ出世しない人、年収が低い人は肥満やメタボになりやすいのでしょうか。
この場合の肥満の原因は炭水化物の摂取量にあると考えられています。
【世帯所得別1日の食物摂取量(男性・20歳以上)】
穀類摂取量 | 野菜摂取量 | |
---|---|---|
200万未満 | 535.1g | 253.6g |
200万以上600万未満 | 520.9g | 288.5g |
600万以上 | 494.1g | 322.3g |
穀類というのは小麦粉や米などの炭水化物の元ですから、確かにこれを見ると低収入の人ほど炭水化物の摂取が多いですね。
その原因は3つあると考えられます。
低予算の食生活
ひとつは低予算の食生活にあります。収入が少ないと、どうしても安価でお腹が膨れるものを食べてしまいがち。
パンやパスタ、カップ麺や牛丼などですね。明らかに野菜が少なく炭水化物が多くなります。
低収入なんだから仕方ないとも言えますが、高収入の人もいきなり稼ぎがドンと増えたという人は少ないはず、そういう人が太っていないということは低収入はただの言い訳とも言えます。
自制心が弱い
炭水化物の摂りすぎは肥満の原因とわかっていてもやめられないということがあります。
自制心が弱いということは、仕事においても決断力や行動力の無さにもつながってきます。
「太ってるのにあの人また炭水化物食ってるよ」なんて、部下に思われたら尊敬も信頼も無くなりかねません。出世には部下の信頼が必要ですからね。
ストレス発散が下手
肥満やメタボな人は食べることや飲むことが大好きです。
逆を言えばそれしかストレス解消方法がないとも言えます。
また、仕事にやりがいなどを感じていないとストレスが溜まりやすいですし、仕事ができなくてもストレスは溜まります。
「ストレスがたまる」→「お酒や食べ物に走る」の悪循環で、どんどん体重が増えていきます。
出世できない肥満夫チェック
出世できないタイプの肥満・メタボ夫の行動や言動をチェックして、自分の夫を診断してみましょう。
病気は治せばいいと思っている
出世したり高収入の人は病気に対する考え方が違います。
病気をするということは「治療費がかかる」「仕事が遅れる」「人に迷惑をかける」ということから、病気になる時点で大きな損失があると高収入の人は考えます。
ということは、大切なのは病気にならないこと、つまり「予防をする」ということに重点を置いて、こまめな健康診断や予防医療に投資します。
出世しない人はこの考え方が頭になく、医療技術が進んでるんだから病気にかかれば治せばいいという発想で、病気になった時の経済的損失や信頼関係の低下を考えられていません。
実際に低収入の人は健康診断を受ける割合が少なくなっています。
【世帯所得別健康診断の受診率(男性・20歳以上)】
健康診断未受診 | |
---|---|
200万未満 | 42.9% |
200万以上600万未満 | 27.2% |
600万以上 | 16.1% |
禁煙・禁酒ができない
「明日から禁煙(または禁酒)する」そう言っては続かないという肥満夫はいませんか。
喫煙が身体に悪いとわかっていてもやめられない。やめられないにしても副流煙など人の迷惑を考えればアイコスなどの電子タバコに変えていくなど、そういう発想すらできない人は、自己中心的な考え方しかできていないので出世しにくいと言われます。
お酒も百薬の長とは言われていますが、それはコップに1杯程度のことです。毎晩飲んだくれるような人は、お酒にすら、もてあそばれているという自制心の弱い人なので、こちらも出世に響きそうです。
大企業の社長や高収入の人は、ある段階で禁煙や禁酒をしている人が多いです。それは身体の健康管理が仕事の効率化アップ、ひいては長期間の安定経営につながるという考えで行っているものなんです。
健康診断の結果が悪い
会社で健康診断を年1回するという人は多いでしょう。
その時の健康診断の結果をみて、血糖値が高いとか高血圧、コレステロール値の異常など、生活習慣病にかかっている、または予備軍だという場合は要注意です。
「血糖値が高かったよ」なんて自慢気に話す夫はやばいですよ。
これは自制心の弱さや病気の考え方でも触れましたが、治す気がないということは、病気にかかることの損失の大きさを考えられてないですし、健康維持の自己管理もできないということですからね。
妻ができる出世夫への意識改革
出世できない肥満・メタボ夫というのは、本人の意思が大事になるので、本人の資質によるところが大半を占めています。
ですが、人は変われますし、変えることもできます。
妻が協力することで夫の意識改革を進めていきましょう。
食生活を改めさせる
肥満の原因は食生活の悪さが大部分を占めています。
ただ、家計がキツい場合は夫のお小遣いが少なかったりするので、どうしてもランチが安くてボリューミーな炭水化物過多のものが多くなってしまいます。
ですから、せめて家で食べるものは炭水化物を控えめにして野菜を多くしてあげたいですね。
お弁当を作る場合も野菜サラダを別の容器にたくさん入れるなど、野菜中心の生活にシフトしましょう。
あとは、家にインスタント麺やレトルト食品をできるだけ置かないようにするか、夫にわからないように隠すというのも有効です。
約束を守らせる
自制心を鍛えるには一度決めたことを最後までやり遂げるという成功体験が必要です。
禁酒や禁煙、毎日のウォーキングやジョギングなど、始めたら最後まできっちりやり遂げられるようにサポートをしてあげましょう。
ここは心を鬼にして、守れなかったら叱ったりペナルティを与えるなり、何がなんでも守ってもらいましょう。
「すべてはあなたのため(本当は私の未来のため)」と愛のある指導を心がけて、できたら大いに褒めてあげましょう。
褒められて嬉しい、自分でできた、というのが成功体験や達成感となり自信にもつながります。
一緒に健康管理
健康への意識を変えるのも出世する男になる要素の一つです。
まずは夫が病気になると、家族にどれだけ悲しむか(実際は収入が減って困る)、会社の人がどれだけ心配するか(実際は評価が下がり出世に響く)、ということを切に訴えかけましょう。
男は頼られると頑張る生き物ですからそれでモチベーションが上がればラッキーです。
あとは、具体的に健康診断を一緒にチェックして、悪い項目の改善方法を一緒に考えて、一緒に実践していきましょう。どういった病気のリスクがあって、その病気がどれくらい怖いものなのかという情報を共有できれば、夫も予防医療の大事さを理解できるでしょう。
例えば、ウォーキングやジョギングをするとか、食べ物に気を付けるとか、ダイエットを始めるとかそういったことです。
それも夫一人で実行するのは、自制心が弱いと続きませんから、妻が率先して一緒に付き合うということも忘れずに。
いろんな項目が測れる体重計を購入して毎日乗るのも効果的です。男性はデータをみるのが好きですからね。
妻の管理下から自己管理へ
妻が夫の意識改革の手伝いをするだけでは意味がありません。
最終的には夫が自分自身でお金や健康、食べ物などの自己管理ができるようになれば、仕事も効率よく進められるようになり、部下からの信頼も厚くなって、結果出世につながっていきます。
妻のサポートがあって夫が変わったのならば、妻も「できる妻」「あげまん」に昇格ですし、結果的に家族が幸せになると思えば頑張れますよね。