家事はなぜ面倒?やる気が出ないときに試したいモチベアップ術
主婦を長くしていると家事が面倒になることってありますよね。
一時的にやりたくないこともありますし、慢性的にやる気がなくなることもあります。
私は子供が3人いるので逆に忙しすぎて、やる気うんぬんを言っている暇すらないという状況なんですが、それこそがまさにやる気アップのヒントなのかもと思っています。
今回はやる気がなくなる原因と、タイプ別に家事のモチベーションアップ術をご紹介します。
Contents
家事のやる気がなくなる原因
自分がなぜ家事のやる気がでないのかわかっていますか?
女性は感情で動く生き物なので、「やる気がないものはない」という結論になってしまいがちなんですよね。私もそうですが。
原因がわかれば対処法もわかるように、まずは自分がなぜ家事にやる気がないのかを探りましょう。
何からやろうか悩むタイプ
一番多いのはこのタイプです。洗濯干さなきゃ、掃除機かけなきゃ、お風呂掃除しなきゃ、買い物いかなくちゃ、などどれからやろうか無意識に悩んでいませんか。
考えだすと何だかやることがたくさんあるような気がしてきて、終わりが見えなくなり、結果的に「全部ヤダ」になっちゃうんですよね。
優柔不断な人や、家事に時間的余裕がまだある人にありがちです。私のように仕事に育児に家事に追われていると悩んでいる暇はありませんからね。
こういった人は強制的に家事をするように仕向ける方法がいいでしょう。
何やってんだろ私タイプ
家事というのは毎日やればやるほど、同じことの繰り返しの無限ループに陥っているという感覚になります。
お金がもらえるわけでもありませんし、ただただ夫のため子供のためにと仕方なくやっている感じがする人もいるでしょう。
結婚から数年経って、夫への愛が薄まってきたり、夫と喧嘩などをしたときにこんな思いが生まれがちです。
また、そういう時にテレビや雑誌などで、華やかなママさんタレントやモデルなんかを見ると、追い打ちをかけるように「私の人生って何なんだろう」なんて不毛なことを考えてしまいます。
私も初めての子供の時は、育児ノイローゼ気味になって家事と育児に追われて夜に泣いたりすることもよくありました。
このタイプの人がやる気を出すには、考えないようにする方法と完璧主義をやめる方法がいいでしょう。
どうしても○○したいタイプ
家事にやる気が出ない理由の一つに、家事以外にやりたいことがあるということもあるでしょう。
例えばテレビドラマを見たい、ゲームがしたい、お出かけしたい、趣味のことをしたいなどです。好きなことをしたいがゆえに、家事が手につかないということもあります。
また、逆に寝たい、休みたい(何もしたくない)など、疲れやストレスによって家事をしたくないという場合もあります。
家事よりも○○がしたいというタイプの場合は、好きなことをしてみるという方法があります。
家事のやる気が出る4つの方法
家事のやる気を出すためには、やる気がない原因を探ることがまず第一です。そして、その原因に対して最適なやる気を出す解決方法を実行するのが良いでしょう。
強制的に家事をする
家事をどれから手を付けようか悩んだり、私は何で家事をしないといけないんだろうなどと考えてしまう場合におすすめの解決方法は強制的に家事をするというものです。
私のように3人の子供と仕事と家事に追われている場合は、考えている暇がないので家事を強制的にしている状態に似ています。まずは余計なことを考えないように、家事を実行することだけに頭を使うように自分をコントロールするのが良いでしょう。
夫に家事をさせたい場合は、以下の記事の家事分担図を作るのもおすすめ
家事をリスト化する
まずは何も考えずに紙とペンを用意します。「紙とペン?面倒ね」なんて考えてはいけません。ここは考えずに手を動かしてください。
それから今からするべき家事を全部書き出します。順番は考えなくてもいいです。以下のようにできるだけ細かく書いてください。
できる人はさらにその家事にかかる時間を書いてみましょう。
- 食器を洗う(10分)
- 食器を拭く(5分)
- 食器を片付ける(3分)
- 洗濯機を回す(3分、回ってる時間は含まない)
- 洗濯ものを干す(10分)
- 今日の献立を決める(レシピを探す)(20分)
- 買い物するものをリスト化(10分)
- 買い物に行く(60分)
- 洗濯ものを取り込む(5分)
- 洗濯ものを畳む(10分)
- 洗濯ものを片付ける(5分)
- お風呂を掃除する(15分)
- 掃除機をかける(30分)
- トイレ掃除する(10分)
時間を書いた人は全部足してみてください。上記の例だと196分となるので、3時間16分ということになります。買い物に1時間見積もっているので長く感じるかもしれませんが、買い物を引くと2時間弱くらいなので意外に短いと思いませんか。
家事のやる気がない時には、家事は一日中やっているイメージがあったと思いますが、実際に紙に書いてみると作業している時間というのはそんなにないんですよね。
あとは、リストの上から順に実行していきます。どれからやろうか考えると悩むので上から順でいきましょう。
どうしてもすぐできないものは飛ばして、次に進んでください。それから終わったものは打消し線を引いて消しましょう。ペンとメモはポケットに入れておくといいですね。
強制家事のポイント
- メモに家事リストを書く(悩まず考えずドンドン書く)
- 家事の時間を記入する(時間を見積もる)
- 家事全体の時間を把握(見積もった時間の合計)
- 上から順に家事をこなす(どれからするか考えない)
- すぐできないものは飛ばす
- 終わった家事は打消し線を引いて消す
5分だけやってみる
強制的に家事をするのはリスト化するのが一番実行しやすいのですが、もう少し簡単な方法も紹介します。
こちらはやる気のなさが軽度な場合に有効です。
まずは、キッチンタイマーやスマホのタイマーなどで5分タイマーをセットします。
それから例えば掃除を5分だけやるんだというルールにして、タイマーをスタートさせ、掃除を始めます。
5分後、アラームが鳴ったら掃除をやめていいんです。でもあら不思議、5分だけと思っていたのにやめられないんですよね。
人は一度始めてしまうと途中でやめるのが中途半端で余計嫌なんですよね。「やる」か「やらない」かで悩む人が多いので、一度始めてしまえば終わりまでやる人が多いということです。
これで本当に5分でやめちゃうタイプの人は、向いていないので先に書いた家事のリスト化をしてくださいね。
5分家事のポイント
- アラームを5分に設定
- 5分経ったら家事をやめていいルール
- タイマーをスタートして家事を開始
- 5分後アラームが鳴る
- でも家事を途中でやめられない
完璧主義をやめ、効率化を目指す
結婚してから本格的に家事を始めた人や、初めての子供ができた時に多いのが、完璧に家事や育児をこなさなきゃいけないという思い込みを持ってしまうということです。
おかずは4品は最低作るべきとか、掃除は毎日するべきとか、新婚時代に舞い上がって念入りにしていた家事が100点の基準で、それ以下に減点できなくなってしまっているタイプですね。
そういう人は家事をやってもできた気がしないのでいつまで経っても家事が終わらない気がしますし、家事を褒められることも無くなってくるので無気力になりがちです。
私も子供が初めて生まれたときは家事も育児も頑張ろうと思いすぎて空回りしてやる気がなくなることは多々ありました。
掃除の回数を減らそう
まずは掃除に関してですが、掃除の回数が多くないですか。私なんかは掃除機かけるのは週に2回程度です。毎日やっている暇はありません。
逆にトイレなどは子供が多い場合は毎日やったほうが効率が良いです。トイレ拭きペーパーで便座も床も拭くだけで終了なので5分もかかりません。
便器の中はトイレスタンプなどで掃除をできるだけしなくていいように効率化しています。
正直、掃除の回数を減らしても潔癖症でない限り夫は気付きません。自分が潔癖症の場合は掃除がむしろ好きでしょうからやる気がなくなることはないでしょう。
料理は一汁一菜でいい
料理研究家の土井善晴さんは家庭の料理は一汁一菜、つまり味噌汁とおかず一品でいいと提案しています。
ママタレントやインスタなどを見ていると、おかずがたくさん並んだ食卓をよく見ますが、それを真似する必要はありません。
栄養を気にするのであれば、味噌汁の具をたくさん入れればいいだけですし、一品のおかずに野菜などをたくさん入れるようにすればいいだけです。
ちょっと物足りない時は冷凍食品とか出来合いのお惣菜でいいんです。
洗濯ものの畳み方を見直す
洗濯をたたむのって面倒ですよね。私も子供が増えたことでかなり洗濯ものの畳み方は考えました。
基本的には毎日使う肌着や下着などは畳まないようにしています。引き出しに整理カゴを入れて乾いたらそのまま入れるか丸めるだけで入れます。
ボタンダウンのシャツはできるだけハンガーにかけるだけにして、Tシャツなども洋服屋さんのようにきれいに畳まずに、シワにならない程度に畳む(ハンカチのように4つ折りする)ようにしました。
ちょっと楽をしようとするだけで、かなり効率化が進みますよ。
便利グッズや便利家電にたよる
家事のやる気を出すためには、家事をできるだけ自分でする作業を減らすようにすれば随分と気持ちが楽になります。
最近は調理家電や調理グッズなども便利なものが増えてきていますし、料理レシピにしても作り置きやレンジで時短レシピなども探せばすぐに見つかるのでそれらをフルに活用すれば家事の面倒さもいくらか削減できます。
掃除などもスティック掃除機やルンバなどのお掃除ロボを導入することによって、少しでも楽ができるのなら検討してみるというのもいいでしょう。
そのほか、家事代行サービスを賢く使うという手もありますよ。
好きなことをとことんやる
家事よりも別のことがしたいという人は、家事から気がそれることによってやる気が出ないタイプです。
テレビが見たい、ゲームがしたい、趣味のことがしたいというポジティブものから、寝たい、休みたいなど疲れやストレスからやる気が出ないというものもあります。
好きなことをやってみる
テレビを見るとか趣味をやりたいという場合は、とりあえずは欲望のままに好きなことをやってみましょう。
この場合、結果として2つのタイプの人が出てくると思います。
【純粋に楽しめないパターン】
一つ目は好きなことをやっているはずなのに純粋に楽しめない場合ですね。
要するに頭のどこかに「家事が残っている」という意識があるので、楽しいことも100%楽しめないという心境になっています。
この場合はもう好きなことを純粋に楽しむために先に家事をするようにシフトしたほうがいいでしょう。
【スッキリしてやる気が出るパターン】
反対にある程度好きなことをやったらスッキリして家事のやる気も出るという人もいます。
この場合は大成功。そのまま家事のモチベーションがあるうちに家事をやってしまいましょう。
休みたいなら休んでみる
疲れやストレスで家事のやる気が出ないという場合は、ちゃんと休むというのがいいでしょう。
その場合はできれば時間を設定して、1時間休むとか2時間休むとか時間をキッチリ決めると、頭も心も家事をいったん忘れて休むことができます。
夫や家族に助けを求めるというのも一つの方法です。
ごはんが作れないと思ったら、総菜や弁当を買ってきてもらったり、洗濯物の片付けができないときは夫や子供に手伝ってもらってください。
その時は「気分が悪い」とか何とか嘘をついてでも構いません。家族が手伝ってくれる姿を見ると自分も元気が出て頑張ろうという気が出てきます。
どうやってもやる気が出ない場合は・・・
家事だけでなく、何事にも興味が持てなくなったり無気力状態になり、それが2週間とか長期間続く場合には心の病の可能性も否定できません。
うつ病や年齢的なものなら更年期障害の一つかもしれませんから、精神科(神経科)などに相談をするということも考えたほうがいいでしょう。
いかがでしたか。
家事のやる気の原因のほとんどは頭の中で余計なことを考えているという場合です。
頭の中の余計なことをなくして、家事をすることだけに集中するように仕向けると意外にすんなりやる気は戻ってきます。
私のようにやる気があるなしと言ってられないような忙しさに囲まれると悩まなくていいかもしれませんよ。