子供とキャンプしたい!でも親が初心者の場合はどうするの?
子供が小学生くらいになったら一緒にキャンプをしたいと思う親も多いと思います。
都会に住んでいると子供がのびのび運動できるところもないし、テレビゲームやスマホ動画を見る子供に少しでも自然と戯れる機会を与えたいと思うのは当然です。
しかし、その両親も実はキャンプはしたことがない・・・
そこは諦めないでいいんです。難しいイメージのキャンプも工夫次第で簡単に体感することができます。
Contents
キャンプは子供に好影響
キャンプは自然に接する絶好のアクティビティです。子供の育成にも大いに役立つものです。
自然と触れ合える
都会に住んでいると生き物や植物に触れ合える機会は少ないです。
作られた自然ではなく日の光や川のせせらぎ、虫や野鳥の声など、教科書やスマホだけでは体感できない学びがそこにあります。
キャンプは感受性を育て、体も動かして心身共に成長できるいい体験になります。
家族との絆が深まる
キャンプはテントやその周りの狭い空間に家族で集まり、テントの準備や食事の準備、テレビがないのでゆったりとした時間の中で語らいあったり、家族で濃密な時間を過ごすことができます。
お父さんの力強さ、お母さんの料理の手際の良さなど、子供が普段あまり意識しないことも感じられて、両親のすごさやありがたみもわかってくれます。
生活スキルが身につく
電気やガスなど普段何気なく使っている便利なものがないので、火を起こしたり、飯ごうでご飯を炊いたり、ランプで夜を過ごしたり、外での生活スキルを磨くことができます。
防災の意識が高まる昨今、キャンプのノウハウはいざという時に役立つことだらけなので、子供の自立心を育み、いざという時でも生きていける自信にもつながります。
ホントは難しくないキャンプ
子供にキャンプをさせたいけど、実は親もキャンプは初めてで自信がない。
それはキャンプに対する固定概念があるからです。最近のキャンプは誰でも簡単にできるようになってきています。
いえいえ、キャンプの写真などをみるとたくさんの道具を使っているものが多いですが、それはキャンプにのめり込んでいる人の話です。
テレビや雑誌がキャンプを扱うとそれっぽいイメージが必要ですし、SNSに上がっているキャンプ写真は見せびらかす目的だといっても過言ではないでしょう。
初心者がキャンプをする場合は、必要最低限の服装だけそろえてれば大丈夫です。最初から山奥に行くのは逆に危ないですから、初めての場合は全部レンタルできるキャンプ場を選べばキャンプのいいところだけを満喫できます。
キャンプといえばナイフで食材をさばいて、いろんな工夫をしておいしい料理を作るイメージがありますよね。
でも、それはキャンプの達人がやっていることで、初心者が真似する必要はありません。むしろ初めてのキャンプであれば、焚火で湯を沸かし、カップラーメンにそのお湯を注いで食べるだけで十分にキャンプ感を感じられます。
キャンプ場のツアーパッケージなら食材やレシピも用意してくれるところもあるので、調理するだけといったスタイルも可能です。
キャンプといえばテントで泊まるというのが醍醐味の一つですが、女性の方は抵抗があるかもしれません。お風呂やトイレなどの心配などもありますしね。
そんな人はコテージのあるキャンプ場を選んだり、キャンピングカーをレンタルして車の中で泊まるということもできます。
必ずテントに泊まらなきゃいけないルールはないですから、自然に囲まれたコテージでも十分に楽しめます。
キャンプがお金がかかるイメージなのはやはりキャンプ用品をそろえるという部分だと言えます。
キャンプ場でコテージに泊まるとしても、ホテルのように人数分の宿泊料金がかかることは少なく、たいていの場合は1棟あたりの料金設定で3,000円~6,000円(家族4人目安)で借りられます。
あとは食材費、交通費(ガソリンなど)くらいなので、キャンプ用品にこだわらなければ行楽地に旅行に行くより全然安いです。
普段から家事をしているママにしてみれば、キャンプはテントの準備に食事の準備に後片付けと、家事の延長上のような感覚を持つ人もいるかもしれません。
しかし、キャンプというのはあくまで「手段」であって、「目的」は子供たちなら釣りや川遊び、虫採りなどをすることだし、両親はそれを見守りながらゆったりと時間を過ごすということです。
そして、キャンプとなるとなぜかお父さんが張り切り、子供たちも料理や片付けにも積極的になりますからママはむしろ何もしないでのんびりしててもいいと思いますよ。
キャンプデビューのすすめ
実際にキャンプを始めるにあたって、初心者が始めやすいものをご紹介します。
コテージ泊で始める
一番敷居が低いキャンプ体験はコテージを借りて泊まることです。トイレやお風呂の心配もありませんし、設備がすべて整っているので何も持たずに行けるくらいです。
若干キャンプをしているという感じは薄れますが、都会で暮らしているなら自然に囲まれた空間に身を置くだけでも非日常を味わえるでしょう。
また、最近はグランピングのような食材やベッド、露天風呂などラグジュアリーに楽しめる贅沢なサービスもあります。
キャンピングカーレンタルで行く
キャンピングカーには簡易の調理場や洗面、ベッドなどが装備されています。
キャンピングカーが入れるキャンプ場を探せば、テント要らずで調理場も寝床も確保できます。
キャンピングカーは購入すると高額ですが、最近はレンタルサービスも増えてきているので利用しやすくなっています。
キャンプ場パッケージレンタル
キャンプ場もキャンプ初心者やファミリー利用者のためにいろんなサービスを展開しています。
テントをあらかじめ設営してくれていたり、食器や調理器具をレンタルできたり、食材を用意してくれたりと、手ぶらで本格的なキャンプを体験できるところが増えています。
初めてだけど本格的なテントキャンプをしたいという人におすすめです。
キャンプ用品をレンタル
初めてだけどキャンプ用品を揃えて誰にも頼らずにやるんだという人は、キャンプ用品のレンタルがおすすめです。
とりあえず何もかもレンタルで用意すればお金もかからないですし、キャンプ用品のための収納場所にも悩まずに済みます。
キャンプ用品を買い揃えるのは何度かキャンプに行ってみて、家族みんながキャンプを好きになった時でいいでしょう。
ベテランキャンパーについていく
知り合いにキャンプが好きな人がいれば一緒に行ってもらえるようにお願いしてみましょう。
ベテランキャンパーというのは基本的にキャンプの仲間を大切にしますし、キャンプのノウハウを教える(自慢込み)のが大好きです。
キャンプ道具も一式揃えているだろうし、使い方も一から全部教えてもらえます。初めてでも本格的なキャンプが楽しめる一番の近道です。
キャンプの季節はいつがいい?
キャンプは一年中楽しめますが季節によっては注意すべきこともあります。初めてならなおさら気を付けておきたいことを紹介します。
春のキャンプ
春は気温が高くなってくる季節なのでキャンプには適した季節といえます。しかし、天候などはやや不安定で、春の嵐などの突風が吹くことも。夜は寒暖差も激しいので寒さ対策も必要です。
また、花粉の飛散時期でもあるので、花粉症の人にとっては厳しいこともあります。
夏のキャンプ
夏は夏休みもありますし、暑いので避暑地にキャンプに行く人も多いです。ただ、最近は温暖化の影響で夏の猛暑による熱中症には注意が必要です。
あとは子供が大好きな虫も大量に出てくるので、都会育ちのパパママは敬遠しがち。あとは水遊びが楽しい時期でもあるので、水難事故にも要注意です。
秋のキャンプ
秋はキャンプのベストシーズンといわれています。
ただ、昼と夜の寒暖差は大きいので寒さ対策が必須です。標高によってはかなり寒くなることがあるので事前に調べておくといいでしょう。
また、秋は長期休暇が子供も大人も少ないのでキャンプ場などの予約は早めにしておいたほうがいいですね。
冬のキャンプ
ベテランキャンパーにしてみれば冬は寒さをしのぎながら暖を取ってサバイバル生活を楽しむというのが醍醐味です。
しかし、ビギナーには自然の寒さに対抗する経験値が足りないのでおすすめしません。とにかく寒いので冬のキャンプはほかの季節で十分に経験値を積んでから挑戦しましょう。
ビギナーが知っておくべきマナー
キャンプ初心者が行くようなキャンプ場などは、多くのファミリーやグループがキャンプを楽しんでいます。みんなが気持ちよくキャンプするためには必要最低限のマナーを守ることが大事です。
騒音
キャンプといえばキャンプファイヤーにギターというのが定番ですが、利用者の多いキャンプ場などでは音に関しては配慮が必要です。
ゴミ
キャンプ場によってゴミの扱いはさまざまです。最初にゴミの扱いについて説明を聞いておきましょう。
持ち帰りがルールだった場合はちゃんと自宅まで持ち帰るようにし、途中のコンビニやパーキングエリアなどで捨てないようにしてください。
また、炊事場なども共用スペースになっていることも多いので、生ごみなどもしっかりと自分たちで処理することもお忘れなく。
コミュニケーション
ビギナーが利用するキャンプ場には、利用者が多くいます。近くにいる人には挨拶などをしてコミュニケーションを取っておくと、困ったときに助け合ったり、子供同士で仲良くなって遊んだりとお互い気持ちよい時間を共有できます。
さあ、キャンプへ行こう
いかがでしたか。キャンプというのは意外に敷居が低く始めやすいことが分かったと思います。
子供たちに自然の雄大さを学ばせるいい機会ですし、自立心や生活スキルの向上にも役立ちます。
普通の旅行に比べたらお金もかからないので、さっそく次の長期休みにはキャンプを始めてみませんか。