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子供がペットを欲しがったら保護犬・保護猫も検討してみて

保護犬・保護猫

子供がペットを欲しがるというのは、小学生くらいになるとよくあることです。

金魚やカブトムシ程度なら気軽に飼えますが、犬や猫となると大きな決断をしなければなりません。

ペットショップでねだられることが多いかもしれませんが、子供の心を育てるなら保護犬・保護猫も検討してみる価値はあると思います。

保護犬・保護猫とは

最近はテレビなどでも保護された犬や猫の譲渡の話などをやっているので知っている人も多いと思います。

保護犬・保護猫は飼育放棄されたり、捨てられていたところを保護されていたり、ペットショップなどが繁殖したものの倒産したりして行き場をなくしたところを保護された動物のことです。

保護される場所は様々で、行政が運営している動物愛護センターや保健所、NPO団体、ボランティアで運営している保護団体などいろんな形態があります。

これらの施設や団体は動物の殺処分を減らすために、保護犬や保護猫の譲渡活動を積極的に行っているのです。

保護動物は子供が感情移入しやすい

子供にねだられてペットショップなどで購入した場合によくあるのが、世話に飽きて結局親が世話をする羽目になるというものです。

これは「ペットはお金で買える」という「もの」のような認識が子供の頭のどこかにあり、まるでペットを飼育するゲームをやるような感覚になってしまうことがあるからです。

保護犬や保護猫というのは、必要とされなくなって捨てられたり、狭いケージで虐待されたりした可哀そうな過去をもつ動物が多いです。

そんな動物の個性や生きてきた背景を知ることで、子供が「僕がついてあげる」「私が幸せにしてあげる」「自分が世話をしないと生きられない」といった母性が育まれます。

また、保護犬や保護猫は審査が厳しくペットショップのように簡単に買えるものではありません。家族で話し合ったり準備したりするうちに、動物の尊さや命の預かる大変さを学んでいくことができます。

子供とペット

保護犬・保護猫を迎えるには

とはいえ、保護犬や保護猫を迎えるにはペットショップで動物を買うよりもハードルはかなり高いと言えます。

逆に言えばペットショップで簡単に購入できてしまうのがおかしいということですよね。本来は動物を飼うということは死ぬまでその責任を持つということですから、家族みんなの覚悟が必要なはずです。

譲渡団体・愛護団体を見極める

保護犬や保護猫を迎えるにあたり、その生体の状態を見るというのが重要に思うかもしれませんが、まずはその譲渡団体や愛護団体が信頼できるところかどうかを見極める必要があります。

団体の規模や大きさは関係なく、どのようなポリシーや目的をもって活動をしているのか、動物との接し方、譲渡にかかる費用や審査など、しっかりと確認した上で犬や猫を見ていくほうがトラブルが起きにくくなります。

審査は結構厳しい

保護犬や保護猫の譲渡には厳しい審査や条件があります。

これは保護された動物は一度人間に裏切られたり、放棄されたりした子たちなので、次の飼い主さんがまた飼えなくなったら、また違う飼い主を探すことになり動物への負担も大きくなりますし、保護団体の負担も増える結果になってしまうからです。

審査は各団体によって異なりますが以下のようなことを尋ねられることがあります。

  • 家族構成
  • 住宅事情(ペット可、集合住宅か戸建てか)
  • 経済状況
  • ペット飼育経験の有無(無くてもOK)
  • 年齢(ペットの寿命まで飼えるかどうか)
  • 室内で飼えるか(猫や小型犬など)
  • 平日の留守時間(留守が長いとダメな場合も)
  • アレルギーの有無
  • 定期的な報告ができるか
  • 訪問確認ができるか

かなり踏み込んだ内容を聞かれる場合もありますが、これらは譲渡された動物がまた飼育放棄などの悲しい目に合わないためにはやむを得ないことです。

本来ならペットショップで購入するときもこれくらい確認するべきだし、自分たちでそこまで考えてから購入するべきでしょうね。

トライアルが大切

保護犬や保護猫の譲渡会で家族に迎えたくなった犬や猫がいて、審査や条件もクリアしたら、トライアルで家に迎えることができます。

トライアルとは1週間~2週間くらい自宅に仮で迎え入れて、本当に家族や家になじめるかどうかを試す期間のことです。

例えば実際に家に迎えると吠えてしまって近所迷惑になったり、朝晩の散歩が家族の負担になってしまったり、環境に適応できず動物が体調を崩したりなど、実際に飼ってみないとわからないこともあるのでトライアルは重要です。

トライアルは多くの愛護団体で行われていますが、無いところもあるので愛護団体を選ぶ際にはトライアルがあるかも確認しておきましょう。

吠える犬

無料なわけではない

譲渡会は費用が全く必要ないわけではありません。

生体そのものに価格はありませんが、治療や去勢・避妊手術、ワクチン接種など健康管理にかかったコストを請求される場合もあります。

多くの愛護団体は寄付金や実費で動物を保護したり、世話をする人も無償で行っている場合も多いので、そこは寛大な気持ちで受け入れてあげたいですね。

最初に費用についてもしっかりと聞いておくことがトラブル回避につながります。

まずは気軽に会いに行こう

各市区町村で譲渡会は頻繁に行われています。「○○市 譲渡会」などで検索してみると見つけることができると思います。

譲渡には厳しい審査があるように、団体の人は動物を早く飼い主に引き取ってもらおうと押し付けたりすることはありません。むしろ慎重に慎重を重ねて、動物の幸せを一番に考えています。

ですから、気負いせずどういうところなのかを実際に肌で感じる意味でも気軽に譲渡会に参加するといいと思います。

ただ可愛いだけの動物ではなく、動物にも心があって、思いやりを持って接しないといけないということが子供を連れていくと学べると思います。

ペットを飼うということはどういうことなのかを見せるいい機会になると思いますよ。

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保護犬・保護猫

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たか子

たか子

定年間近の夫と二人暮らし。2人の子供も独り立ちして、仕事をちょこっとしながら趣味の水彩画やパンフラワーなどを楽しんでいます。育児や家事の経験はそれなりにあるので、楽しんで育児や家事ができるようなお役立ち情報を発信できればと思います。今は子供がいなくなって夫とまたふらり暮らしになってしまったので心地よい過ごし方を模索中。

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