物を買わない増やさない!シェアリングエコノミーを賢く使おう
シェアリングエコノミーって知っていますか?
何となく聞いたこともあるけど、詳細は分からないという人も多いと思います。
簡単に言えば「シェアハウス」みたいなサービスのことで、場所やモノ、乗り物や洋服、スキルなどの個人が保有している「資産」を共有しようという経済活動のことなんです。
子供のころに絵本とかマンガとか友達と貸し借りしたことが誰でも一度はあると思います。それもシェアリングエコノミーの一つで、自分の持っている「モノ(資産)」を友達とシェアしたということになります。
Contents
シェアリングエコノミーのメリット
シェアリングエコノミーのメリットは何といっても「モノを持たなくていい」ということでしょう。
主婦の悩みの一つである収納問題もシェアリングエコノミーを利用すればすべて解決。旅行に必要なキャリーバッグは借りればいいし、車も所有せずに必要な時にカーシェアを利用、クローゼットの場所を取るバッグもレンタルして、長期旅行に行くならシェアハウスを利用すればいいなど生活のすべてをシェアやレンタルで賄えると言ってもいいでしょう。
さらに、シェアをするというのは個人間での取引も多いので、企業などへの中間マージン(手数料)が少なくなることが多く、安価で利用することができます。
これはインターネットやSNSの発達によって、どこでもだれとでもコミュニケーションが取れるようになったからです。
見ず知らずの人とシェアするのは不安もあるかもしれませんが、レビューや評価のように、シェアする側もされる側も評価されるという意識があるのでマナーを守って利用することができます。
シェアリングエコノミーのサービスはたくさんありますが、どんなサービスがあるのか知らない人も多いです。知らないと使えないので、大まかにどんなものがあるのかくらいは知っておいても損はないでしょう。
現在シェアリングエコノミーのサービスは大きく分けると4つに分類され、「場所」「乗り物」「モノ」「スキル」です。
「場所」のシェアリングエコノミー
場所というのは、住む・泊まる場所(民泊・シェアハウス)、働く場所(シェアオフィス)、置く場所(駐車場)、楽しむ場所(イベントスペース)などがあります。
オフィス
起業したての小さな会社や個人事業主などはオフィスを構えるのが難しいですが、シェアオフィスやコワーキングスペースなどを事務所として利用すれば経費の削減ができます。
シェアオフィスなどでは業務用のプリンタや電話応対、郵便物の受取などもシェアできるので、人件費や消耗品費なども節約することができます。
民泊
テレビなどでよく耳にする「民泊」もシェアリングエコノミーの一つです。一部屋ごとの料金設定になっていて、複数人で泊まると料金がお得になります。
おしゃれなマンションから田舎の古民家までいろんなタイプがあり、人数や用途に合わせて選ぶことができます。
- airbnb|民泊予約
- STAY JAPAN|民泊予約
- 民泊アシスト|民泊オーナー向け
イベントスペース
子供の誕生日会や大人数のママ友の集まりなど、広い場所が必要な時にはイベントスペースのレンタルが最適です。
貸会議室のようにレンタル専用のスペースもあれば、お店の休業日に場所を貸しているようなところもあり、キッチン設備があったり、プロジェクターや音響のようなイベントに使える設備があったり、用途に合わせて選べます。
- スペースマーケット|レンタルスペース予約
- Spacee|貸会議室・レンタルスペース予約
- SHOPCOUNTER|レンタルスペース・ギャラリー予約
駐車場
土日や祝日の行楽地は駐車場の確保が大変です。そんなときには駐車場のシェアリングエコノミーを利用しましょう。
個人で空いている駐車場を時間貸ししているところがあり、アプリなどで事前に予約できるので、駐車場を探す手間も省けます。
その他
そうほか、倉庫や自宅の空きスペースを借りて、物を置かせてもらうといったシェアリングエコノミーも登場しています。
逆にシェアリングエコノミーを利用するようになって、自宅に空きスペースができたらそこを貸し出してお金にするということもできますよ。
- モノオク|物置きシェアサービス
「乗り物」のシェアリングエコノミー
若者の車離れなどと言われていますが、車も所有すると駐車場代や車検、保険料など維持費がかかります。
毎日乗る人なら必要かもしれませんが、たまにしか乗らない場合は車もシェアするほうが家計の負担も減ります。
車
車に関するシェアリングエコノミーのサービスもいろいろあります。
駐車場に置いている車を会員でシェアするカーシェア、個人の車をレンタルする、同じ目的地の人同士で一緒に乗り合いする、などライフスタイルや目的に合わせて選択できます。
自転車
観光地などではレンタサイクルなどがありますが、最近は街中でもサイクルシェアというサービスが登場しています。
サイクルシェアは決まった場所で自転車を借りて、目的地付近の決まった駐輪場に乗り捨てできるというサービスです。アプリで簡単に利用でき、都市部の散策に便利です。
- COGICOGI|シェアサイクル
- メルチャリ|シェアサイクル
- HELLO CYCLING|シェアサイクル
クルーザー
クルーザーのような個人では高額すぎて所有できないものでもシェアすることで使えます。
クルーザーを所持している人も、毎日乗る人のほうが少ないので、空いているときには貸してお金にしたほうがお得ということですね。
- Anniversary Cruise|クルーザータイムシェアサービス
- ankaa|プレジャーボートシェアサービス
「モノ」のシェアリングエコノミー
家で要らなくなったものや不用品をフリーマーケットに出品したり、今だとメルカリなどで出品したりして処分することがありますよね。
まだ使えるものをシェアするという考えは、子供のころのマンガの貸し借りに似ています。
最近は売買だけでなく、何でもレンタルできるようになっているので、家がモノに溢れるということが無い生活(ミニマリストな生活)を送ることも可能ですよ。
売る・譲る
要らなくなった洋服やおもちゃ、家具や家電などもメルカリやジモティーなどのアプリで簡単に処分することができまし、逆に安く購入することもできます。
借りる・リース
ベビー用品やキャンプ用品など、一時的にしか使わないのに場所を取るものって困りますよね。そういったものはレンタルしてしまえば使った後は返却すればいいので収納の悩みがありません。
最近では家具や家電などもリースできるようになっていて、使い心地を確かめてから購入したり、家の雰囲気を定期的に変えたいというニーズに対応しています。
バッグや洋服、時計やアクセサリーもレンタルサービスが増えてきて、普段使わない高級バッグを一時的にレンタルしたり、冠婚葬祭の礼服など頻繁に使わないものをレンタルしたり、普段着もローテーションでスタイリングして宅配で送ってくれるというサービスまであります。
「スキル」のシェアリングエコノミー
家事代行や育児、デザインや編集作業など、目に見えない資産(スキル・技能)をシェアするというサービスも増えています。
家事代行
掃除や洗濯、料理など、育児や仕事が忙しくてやってほしい時には得意な人にお願いするというサービスがいいでしょう。
最近は料理代行が流行っていて、作り置きなどのレシピを教えてもらったり、たくさん作り置きおかずを作ってもらうなどの利用が増えています。人気のある人は数か月待ちということもあるみたいですよ。
ベビーシッター・キッズシッター
病児保育や突然の用事などで子供を預けたいときには、ベビーシッターやキッズシッターが便利です。育児経験のある人にお願いすれば安心ですし、相談などもできるので、近所に頼る人がいない場合もいいと思います。
技術・技能
ちょっとしたデザインやイラストをお願いしたいときなどは、個人間でお願いするのが安くて便利です。
育児などで仕事ができない主婦の人でも、役立つスキルがあるのであれば、隙間時間にその能力を販売して家計の足しにすることもできますよ。
- coconala|みんなの得意を売り買い
- CrowdWorks|クラウドソーシング
その他
そのほか犬のお散歩代行や、なんでもお願いできる便利屋さんなど、相談相手を探せるサービスなど、とにかく人手が欲しい時に便利なサービスもたくさんあります。
- DogHuggy|ドッグホストマッチングサービス
- nutte|縫製依頼マッチングサービス
- タイムチケット|個人の30分売買サービス
- クライアントパートナーズ|女性スタッフの便利屋
- おっさんレンタル|おっさんの時間貸しサービス
持たない生活を実践しよう
物があふれている時代だからこそ、逆に本当に必要なもの以外はシェアをするという意識がみんなの中に芽生えてきたということでしょうか。
シェアリングエコノミーを利用すれば、家計の負担も減らすことができて、家の中も物を置かずにスッキリできます。
一時的にしか使わないものは賢くシェアリングエコノミーを使って、時間とスペースに余裕を持てる生活をしたいですね。