夫にムカついても仲直りはしたい!夫婦喧嘩の原因と予防と修復法

夫婦喧嘩は犬も食わないなどというように、些細な喧嘩は雰囲気だけが悪くなって良いことは一つもありません。
でも夫婦喧嘩をしない夫婦というのは1割といわれており、その他9割の夫婦は大なり小なり喧嘩をしているようです。
個人的には喧嘩の原因を作るのはほとんどの場合夫のような気がしていますが、そんな夫婦喧嘩をしない方法と喧嘩した場合の仲直り方法をご紹介します。
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イライラしているときは一人になる
なんかイライラするときに夫のちょっとした言動に腹を立ててしまったという経験はありませんか。
まず夫婦喧嘩をしないための大前提として、夫(または妻)以外のことでイライラしてしまっている場合、そのイライラが夫(または妻)に対して引き継がれてしまうことがあるので、基本的には自分が今イライラしていると感じたら、トイレや寝室など一人になれるところに移動して頭を冷やしましょう。
また、これは相手がイライラしている時も同様で、イライラは伝染してしまうので、相手に近づかないようにするか離れるようにしましょう。
我が家では夫がゲームでイライラしているときがあるので、そんな時はまず近づかないようにしています。
夫婦喧嘩の原因と予防
とはいっても、夫婦喧嘩というのは起こるものです。
では具体的にはどういったことで夫婦喧嘩になるのか、またそれらの夫婦喧嘩の予防法をご紹介します。
思いやりのない言葉
夫婦喧嘩で一番多いのが、相手からの思いやりのない言葉によるものです。
- 「ほっといて」「どうでもいい」など無関心な言葉
- 「そんなこともできないの?」など馬鹿にする言葉
- 「老けた」「太った」などデリカシーのない言葉
こういった言葉は結婚して気を許し合っている夫婦だから言ってしまうという面もあるのですが、元々は考え方も違う他人なので何でも許されると思ったら大間違いです。
言葉による夫婦喧嘩をしないためには、こういったことを言わないという当たり前のことなんですが、特にイライラしてたり疲れていたりしているときに言ってしまいがちなので、そういった状況の時には特に気をつけたいところです。
自分が言わないようにすることはコントロールできますが、相手が言ってくるという場合は、言い返すとかえって夫婦喧嘩が大きくなってしまうので、「それはひどいことを言っているよ」「私は傷ついた」と意思表示しましょう。言えない場合は態度でもいいので、傷ついたということをわかってもらうようにします。ポイントは相手に攻撃する言葉を言うのではなく、自分の気持ちや状況を伝えるということです。
実は言っている人は、あまりひどいことを言っているという認識がない場合が多いので相手が傷ついているということがわかるとすぐに謝ってくれる可能性が高いです。
言葉が足りない
夫婦喧嘩は何も言い合いをするばかりではありません。
特に男性は怒りを抑えて無口になる人も多いですし、女性もつい無視をしてしまうという人もいるのではないでしょうか。
きっかけは相手の言動や態度から始まりますが、このタイプの夫婦喧嘩は長引く傾向にあるので、できるだけ避けたいものです。
予防法としてはやはり口をつぐまないということしかありません。夫婦といっても人格は別物ですから、「言わなくてもわかる」ということは理想ではありますが現実的ではありません。
「今こんな気持ちになっている」ということを淡々と伝えましょう。あくまで状況説明でとどめて攻撃をしてはいけません。
相手の言葉が足りないという場合には、不穏な空気を察した時点で「ごめん、何か気になった?」と相手の言葉を引き出すようにすれば大ケンカになる前に食い止められる可能性があります。「ごめん」と悪くないのに謝罪するのは嫌かもしれませんが、これはポジショントークだと思って「ケンカになるよりマシ」だと思って演じるほうがうまくいきます。
生活態度が悪い
これは夫が悪い場合が多いですが、出したら出しっぱなし、脱いだら脱ぎっぱなし、電気のつけっぱなし、何度言っても直さないクセなどを見るとついつい何か言いたくなります。もちろん逆に何もできない妻に腹を立てる夫もいるでしょう。
この場合はなかなか相手の習慣を変えるというのが難しいのですが、多くの場合妥協点を与えるとうまくいく場合があります。
例えば脱いだら脱ぎっぱなしの夫がいるとすると、なぜ洗濯カゴに入れないかというと「洗面所で脱がないから面倒」という答えが返ってきます。妻としては洗濯カゴに入れてほしいのですが、夫としてはそこまで行くのが面倒だというわけですね。
この場合の妥協点は、夫がいつも服を脱ぐ場所に専用のカゴを置いておくということです。そうすると妻は専用のカゴを洗濯するときに運べばいいですし(ひと手間ありますが)、夫も脱ぎ散らかさずにカゴがあるなら入れるでしょう。もしかするとお風呂に入るときに専用カゴを洗面所に持っていくかもしれません。
このように夫の言い分、妻の言い分が異なる場合は、妥協点を見つけてお互いに歩み寄る姿勢を持つことがケンカをしないコツです。
子供の教育の考え方の違い
子供がいるご家庭では、子供の教育方針においてしばしば意見が合わないときがあります。
子供のしつけや勉強のさせ方、習い事や進学など夫婦で意見が合わないと喧嘩になる場合があります。逆に子供のことは妻(または夫)に全部任せるという押しつけ型もケンカになりやすいです。
この場合ケンカになりやすいパターンとしては、子供を理想的に育てたいと思いすぎている人が陥りやすいです。自分の子供といえども人格はまったく別物だと認識してください。子供をある程度導くことはできても完全にコントロールすることなど不可能なのです。
それがわかるだけで「絶対こうしなきゃダメ」という押しつけの気持ちが薄れてきます。そうなると夫婦で話し合って、子供も含めてみんなが納得のいく方向に落ち着くでしょう。
仲直りする前にやっておきたいこと
できるだけ夫婦喧嘩をしないように努めても、ケンカになるときはなります。
意地を張るといつまでもケンカが収まらないばかりかどんどん関係が悪化してしまい離婚話に発展するということも・・・
仲直りへの近道のためにやっておくべきことを紹介します。
怒りが収まるまで待つ
怒っているときはそのことばかりを考えて、逆に怒りを増幅させる方向に進んでしまうので、「腹が立つー!」と思ったらまずその場から離れてみましょう。
そしてできれば全く違うことを考えるようにしてみてください。頭がフル回転するようなことがいいですね。家計簿をつけるとかパズルを解くというのでもいいでしょう。
忙しいと思うぐらいに頭と体を動かすようにすれば怒りはいつの間にか収まっています。
悪者探しをしない
夫婦喧嘩が収まらない理由の一つに「自分は悪くない」「相手が悪い」と考えてしまうことがあります。
確実に相手に非があったとしても、相手が謝りにくい状況を作るといつまでもケンカが続きます。
誰が悪いというのは一度置いておいて、このままの状況でいいのか、仲直りをしたいのかということだけを考えてください。
「仲直りしたい」と思ったら、まずは仲直りを優先して、相手の謝罪や悪いことを正すというのはそのあとにしてみましょう。
仲直りをするための具体的な方法
一番スムーズに仲直りする方法は、悪いほうが謝るというものですが、それができればいつまでも夫婦喧嘩が長引かないですよね。
まずは、「仲直りする」ことのみに集中して、そのきっかけを作っていきましょう。
相手に非がある場合は普段通り接する
相手に非があって自分が悪くない、でも仲直りはしたい、そういう場合は怒っている態度を見せずに普段通り接してみましょう。
そうすると相手が悪いと思っている場合には、謝罪しやすい状況になるので「ごめん」という言葉をひきだせるかもしれません。そうすると「もういいよ」というだけですんなり仲直りができます。
相手が謝らずに何もなかったかのように接してくる場合もありますが、そこはもう「仲直り」を優先して器の大きなあなたが許してあげてください。
普段通りの言葉をかける
例えばケンカした翌日、朝普通に「おはよう」といわれると、「ケンカ終わり?」と拍子抜けした経験がありませんか。
ケンカしている状態というのはお互いに攻撃態勢、あるいは防御態勢をとっている状態なので、どちらかが無防備に近づいてくると意外にあっけなくケンカが終わったりします。
普段あいさつしないのであれば、「早く起きなよ」「弁当どうする?」「(テレビを見て)おもしろいね」など何でもいいので普段言いそうなことをあえて言うということを意識してみてください。
LINEで謝罪の気持ちを伝える
お互い気持ちを言葉に出せないという夫婦の場合は、LINEで謝罪するというのも有効です。
些細なケンカの場合は「仲直りしたい」とお互い思っていることが多いので、一言「ごめん」と謝っているようなスタンプを入れておけば、たいていの場合は相手も返してくれます。
プレゼントをあげる
プレゼントも仲直りには有効です。プレゼントといっても高価なものをあげる必要はありません。
相手の好きな食べ物を買っていくとか、そういったちょっとしたものでいいのです。
仲直りしたいという意思がプレゼントによって伝わればいいのです。
もちろん自分がかなり悪いことをしたという場合には禊の意味で高価なものをプレゼントしても構いませんよ。
夫婦喧嘩は仲良しの裏返し
夫婦間ではしょっちゅう喧嘩するのに、妻や夫以外とはあまり喧嘩をしないという人がほとんどでしょう。
それはお互いが気を許し合っているという証拠でもありますし、何でも言いあえるという関係でもあります。
それがわかれば、夫婦喧嘩をする私たちって仲良しなんだなぁなんて思えてくるのではないでしょうか。
些細なケンカなら「ごめん」の一言で仲直りできるというのは夫婦であれば誰もがわかっていることです。
いつも相手を思いやる気持ちを忘れずにいつまでも仲の良い夫婦関係を築いてください。